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【佐渡×東京】「実践!スローネイバーフッド」

更新日:2022年9月24日

【佐渡×東京】ネイバーフッドサロン

今回のサロンは実践編!実際に佐渡を訪れた7名(大人4名、子供3名)からお話を伺いました。 家族で佐渡を訪ねたのは、西早稲田にビリヤニのお店「ムガルカフェ」を展開する カーンファミリー。そして、ANTCICADAシェフの白鳥翔大さん、パティシエの佐川優さんも同じく佐渡を訪ねて頂きました。


それぞれのルート・視点で佐渡を訪ね、見聞きしてきたものをプレゼンテーションして頂きました。


多様な生態系を誇る佐渡の食が、新進気鋭のシェフ・パティシエには どう映るのか?高齢化の進む佐渡の暮らしは、インドから来たカーンさんやそのファミリーには、どのように感じられたのか? オンライン情報からだけはうかがい知ることのできない、佐渡の魅力・暮らしを人づてに知り、その不思議な魅力に迫りました。




カーンファミリーの佐渡との出会い

カーンファミリーの佐渡の旅では、たくさんの出会いがありました。


  • 佐渡汽船・Yさんとの出会い

カーンファミリーと佐渡の出会いは、なんと佐渡に行く前から生まれます。

佐渡に行く前日、カーンファミリーはレンタカーを予約しようとしたところ、なんと全社満車という緊急事態が発生したそうです。そこで唯一取り合ってくれた佐渡汽船との電話から出会いが生まれます。電話の保留音が佐渡おけさだったことから、談笑が始まり、結局駄目だったのですが、一途の望みからもう一度佐渡汽船に電話かけてすがってみると、なんとかレンタカーを出してもらえることになったそうです。こうして、カーンファミリーは電話に対応してくれた佐渡汽船・Yさんとの出会いました。


カーンファミリーの佐渡に行く前の出会いはこれだけではありません。

佐渡に行く手前の新潟では、新潟で人気のパティシエRucotoや新潟のムガルカフェのフィロソフィーに通ずる養鶏家とのつながりも生まれました。



また、佐渡へ向かうカーフェリーの中でも出会いは生まれます。

カーフェリーの中で息子のアイマン君が食事をしていると、どこからともなくおばあちゃんが話しかけてきたそうです。その方は佐渡在住40年の80歳くらいのおばあちゃんで、佐渡の地図を書きながら佐渡とおばあちゃん自身の紹介をしてくれたそうです。


  • おばあちゃんに会いに。

佐渡では、実際にカーフェリーで出会ったおばあちゃんに会いに行ったそうです。おばあちゃんは、電話では「会いたいけど来てほしくない」って言っていたそうですが、実際に行ってみると待っていてくれたと言います。そして、自宅の畑の野菜をもぎ取り、おすそわけしてくれたそうです。



その晩、カーンファミリーはインドのお姉様方と野菜談義をしていると、なんと佐渡で取れる野菜が、インドのベンガル地方で良く食べられている野菜だったそうです。そしてもらった野菜は翌日にはインドカレーになり、離れた佐渡とインドがこんな所でつながりました。


  • 民族資料館での出会い

その後も観光で訪れた民俗資料館で丁度いたサークルのおばさまたちと出会い、インドのインドの織物工場とも通ずる織物との出会いがあったりと、本当に出会い尽くしのカーンファミリーの旅が続きます。 


  • 佐渡での山岸さんとの対面

そして最後には、あの佐渡汽船・Yさんとの対面を果たします。なんとYさんがカーンファミリーの最終日返却を待っていてくれたそうで、みんなで写真撮影をしてカーンファミリーの旅は終わりを迎えました。。。と思いきや、最後の帰りのカーフェリーでは、追いかけてくるカモメとの出会いが待っていたそうです。




シェフ・白鳥さんのスローネイバーフッド

白鳥さんは、自身の飲食店でコオロギラーメン等を提供されていて「肉や野菜、魚等の動物に加えて今まで使われていないような虫などの食材も平等に使われる社会」を目指されています。


白鳥さんは、佐渡のような島が好きだそうで、その原点はかつて働いていたアイスランドの飲食店にあると言います。その島にはわずかな自然しかないのに評価されるレストランがあり、なぜだろう?と思い訪ねたそうです。するとそこには、無理に頑張っていない人がいて、来た人をただ温かく迎える場所があったそうです。


そうした場所こそが人が繋げていおり、まさにスローネイバーフッドの関係性を感じたと言います。今回、白鳥さんは佐渡を実際に訪れて、佐渡の産業は当たり前のクオリティの高さをもっており、そうした可能性を大いに感じたそうです。



パティシエ・佐川さんのスローネイバーフッド

佐川さんにとってのスローネイバーフッドは、自分の気持ちで、連絡を取りたい、会いに行きたいと思える、ご近所さんのような、家族のような存在です。

佐川さんは、全ての食材に関して「人とのつながり」をこだわっていらっしゃいて、お菓子作りを通して生産者に会いに行きます。今回の佐渡の旅もその一つとなりました。


佐川さんにとって、人に会いに行くのは強制ではなく、自分の気持ちだと言います。農業のこと、お菓子作りに手前にあることを知ることで、想いも強くなるしお客さんに伝えたいと思えるそうです。そして、より強い関係性が生まれ、連絡も取りやすいようになり、お母さんみたいな感じで電話する人もいるといいます。そうした形が佐川さんにとってのスローネイバーフッドであるとお話しくださいました。









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