【佐渡×東京】「地方と東京のちょっとだけ未来の暮らし」
更新日:2022年9月24日
【佐渡×東京】ネイバーフッドサロン

今回のテーマは、「地方と共にある暮らしのミライ」。佐渡相川の方々が新大久保に来場しました。 これまでのサロンの内容を振り返りながら、参加者の感想をきっかけに、コミュ ニティのあり方等についてディスカッションしました。
サロン冒頭、服部さんは、「移動」とは「自分が暮らしている世界とは、異なる世界に触れること」であり、そしてそれこそがウェルビーイングに繋がるということを改めて確認します。そして、これまでの4回のサロンを通して、スローネイバーフッドとは、「移動」を前提とした解放された地域性であると定義づけました。
そして、「他地域との差別化コンテンツ」としての観光地は、スローネイバーフッドの下、個人同士の関係性を創っていくことで「異なる世界を知るための場」へと変わり、都市にとっても地方にとっても豊かな暮らしに繋がっていくのではないかと問いかけます。

そしてこれまでのサロン参加者たちは、スローネイバーフッドについて様々な考えを交わしました。
「サロンを通じて、新しく人と人が出会うことをそばから体感でき、佐渡訪問を楽しみにする要素となった」「オンライン→実際に会ってみる→行ってみるという、だんだん近づいていく繋がるステップの中でつながりが強まっていき、それはコロナだからこそ生まれた」「きっかけも服部さんとのつながりで、人とのつながりをベースとした観光の実際を知ることが出来た」
などといった様々な意見が生まれ、それぞれの価値観の交換が生ました。
相川車座とのセッション

これまでオンラインで新大久保つないでいた佐渡相川の方々は、最終回となる第5回では、実際に新大久保を訪れました。そして、相川車座のメンバーそれぞれの取り組みをプレゼンしていただきました。取り組みのきっかけや佐渡 に移住した経緯、佐渡への想いについて 各々語っていただく中で、佐渡にもともと住んでいる人、移住して長らく住んでいる人、一度外に出てきて戻ってきた人、移住して間もない人など、様々な人の、様々な佐渡に対する価値観が交わりあいました。

最後には、 佐渡おけさや三味線や笛、太鼓による演奏も披露され、参加者は佐渡の伝統芸能を新大久保で堪能しました。
総括
サロンの最後は、主催者横山氏(合同会社MENDI)が総括します。
まず初めに、スローネイバーフッドのゴールは「様々な関係性の中で影響を受け、化学反応を起こす」ことです。これには、サロンの中で生まれた「寛容性」や「生態系」等の言葉が大きなヒントを与えました。
そしてコロナウイルス流行の影響は、①移動(東京と地方)、②体験・交流(リアルとオンライン)、③情報(表層と深層)という3つの大きな分断をおこしました。今後は、3つの分断の循環をどう生み出すか、そこからいかに新たな価値を生むが重要であり、そこにスローネイバーフッドの大きな必要性があると締めくくりました。