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  • SLOW NEIGHBORHOOD

第1回スローネイバーフッドサロン アーカイブ

「循環型ネイバーフッドエコノミーへ」

スローネイバーフッドサロン初回のゲストは2名。(一社)ビーンズ代表理事の坂野さんと、(株)東京チェン ソーズ執行役員の吉田さんにお越しいただき、それぞれの団体の現状や課題、今後の展望についてプレゼンいただきました。



坂野さんは、障がいのあるコーヒーバリスタを育成する福祉施設「ソーシャルグッドロースターズ」などを通して、障がい者と社会との新しい関係性をつくられています。現在進行中のプロジェクトについてもご紹介いただきました。


吉田さんは、檜原村を起点として「東京チェンソーズ」という会社で林業の新しい可能

性をつくりだされています。地球規模の大きくリアルな「循環」と、林業の可能性に

ついてご紹介いただきました。


お二人からお話をお伺いする中で、資本主義経済(コンシューマーエコノミー)の中

で見落とされてきたモノ・コトを取り上げ、「循環」の考え方を基にした経済の在り方

「ネイバーフッドエコノミー」について議論をしました。佐渡とも中継をつなぎ、現地の人とも交流しました。





スローネイバーフッド提唱者・服部さんのご紹介

服部さんは、「あたらしさと「東京」のつながりの創出」をブランドプロミスに、山手線沿線のひと、交流・体験、食、まちをテーマに新たなライフスタイルを提案するJR東日本の「東京感動線」等の活動を通して、今回のテーマでもある新たなお付き合い「スローネイバーフッド」の実現に取り組まれています。


  • 服部さんの「スローネイバーフッド」

東京感動線プロジェクトを行うJR東日本は、知っての通り日本人の「移動」を支える会社です。そこで、服部さんは「移動」について「自分が暮らしている世界とは、異なる世界に触れること」と定義します。移動を通じて人々の暮らしが重なり合い、相関関係が生まれます。すると、そこに交流が生まれ、お付き合いが広がっていきます。そして、そのお付き合いの大小さまざまな輪が形成されていき、それらの輪をつなぐのが「スローネイバーフッド」です。「スローネイバーフッド」は決して一つのカタチはなく、一人一人が自分の「スローネイバーフッド」を形成していくことでウェルビーイングの実現がつくられていくと考えられています。



坂野さんの「スローネイバーフッド」

坂野さん「スローネイバーフッド」は、「福祉」を起点として、人や仕事の循環が生まれる「街づくり」へと拡げていくことです。


「SOCIAL GOOD ROASTERS」とは「障害者雇用と共生社会を生み出すダイバーシティカフェ」であり、ここには3つの出会いがあります。


1つは、ここで働く障害者の方たちの出会いです。コーヒーづくりに障害は関係ありません。そんなコーヒーづくりを通じて、障害者の人たちはお客様と繋がることができます。そして働くことの喜びを得ると同時に、障害を超えた世界と出会います。


2つ目は、ここに来たお客様の出会いです。「SOCIAL GOOD ROASTERS」のある鎌倉には多くの観光客が訪れます。そうした観光客が障害者の働き方と出会い、日常的にダイバーシティ体験が出来るカフェとしてこの場所は存在しています。


3つ目は、地域内の人たちの出会いです。「SOCIAL GOOD ROASTERS」は、地域での就労支援コミュニティづくりをしています。これによって、障害者の人たちとどうやって一緒に働けばよいのかわからない人たちも障害者の働き方を知り、仕事の幅が広がっていくことで、段々と働く人たちがやりたいことが実現できるようになっています。





吉田さんのスローネイバーフッド「循環と繋がり」

吉田さんの「スローネイバーフッド」は、木の素材販売や体験などの色々な形の林業を通じて、山と都市の水を通じたつながりを伝えていくことです。森があって川があって海があって…海から雲が出来て雨が降って山に戻ってくる。そして、森がちゃんとしてなければ、雨がちゃんと吸収されず、都市に災害被害の矛先が向かっていきます。


しかし、都市にいると山とのつながりは感じられません。


吉田さんの働かれている東京チェンソーズでは、従来の林業である造林、育林という仕事に加えて、「1本丸ごと販売」「東京美林倶楽部」といった新しい林業の取組をされています。


その理由は、70年生きた木が1本3000円で販売されているからです。しかも、一本の木のうち7割は使われないまま廃棄されています。東京チェンソーズは、捨てられる7割を活用するため、また林業の未来を守るためこうした取り組みを始められました。


「1本丸ごと販売」では、従来捨てられていた根っこや木の皮、枝の先まで木のすべてを素材として販売します。このカタログを通して、設計事務所や、デザイナー、デザイン会社などとの出会いが生まれ、色んな業種のヒトが山を訪れ、新たなコラボレーションが生まれています。


「東京美林倶楽部」では、30年という長い期間の中で参加者は、木を植えるところから整備までに携わり、またそうした木を生活に取り入れていきます。そうして森林と離れた場所で暮らしていても森林と繋がったライフスタイルを、「スローネイバーフッド」を実現されています。



佐渡・相川とのオンラインセッション

新大久保と繋がるのは、あの有名な佐渡金山のある相川地区でまちづくりを行う「相川車座」。相川車座では、地域(内外のヒト)×官×民による「まちづくり」と「ひとづくり」が行われています。北沢浮遊銑鋼場を拠点化し、佐渡・相川の内と外の人が繋がる場づくりを通し、人々が馴染み、混ざる関係性作りを行っています。


相川車座を引っ張る雨宮さんも、実はもともとは佐渡にはかかわりが無かった人。ですが、一緒に飲んで、一緒に計画づくりを外も内もない近い距離間ですることで、相川での現在の取組を実現されました。


はじめはうまく馴染めなかったそうですが、ある会合終わりの懇親会での一人のつながりから数珠つなぎの紹介で広がっていき、相川車座が誕生しました。一緒にイベント「未来の北沢」をやり、カラオケで肩組んで歌って仲が深まったと言います。


また、その後も飲み会で言ったジャストアイデアがどんどん実現していくことでその活動はどんどん広がっていて、雨宮さんはそうした経験から、一緒に夢を語り合える飲みの会が。スローネイバーフッドには非常に重要なのではないかと話していただきました。






 


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